比良 | 志賀 | ←クイックで再生1366KB |
昭和54年に京阪神地区の新快速運用を目的に登場した国鉄近郊型車両です。
中央に鼻筋が通った非貫通型に大型の種別表示幕や周りをステンレスの飾り帯に包まれた4灯の前照灯、 片側両開きの扉を2ヶ所に扉間の2連ユニットサッシが並ぶ側窓、外装はクリーム色に茶色の帯を配し、 往年のモハ52を彷彿とさせる外観となりました。 また、この車両では国鉄では初めて電気連結器と自動解結装置が装備されたほか、換気装置は従来の ベンチレーターから室内換気装置に変更されています。 内装もグローブ付き蛍光灯から妻板には木目調のデコラ板、端部以外の座席は全て転換クロスシートで 近郊型の車両としては初めて枕カバーが採用されました。
平成2年から福知山線に投入されたこの車両は扉付近の座席をロングシートに改造した上でこの部分には 新たにつり革が設置、外装も白を基調に緑の帯を配した『福知山色』に変更されました。 この改造を受けた車両は原番号+300番台が加えられています。 現在は、福知山線にATS−Pが設置された関係で福知山線から退いて、嵯峨野・山陰線や湖西線、 草津線などで活躍を続けています。 |
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