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昭和38年登場の103系以来、久しぶりの通勤形車両をモデルチェンジして昭和54年に登場した車両です。
103系の次世代車両としてチョッパ方式が検討された結果、主電動機は従来からの直巻式を採用し、 回生ブレーキの領域が広くとれる電機子チョッパ方式が導入されました。 特種回路のために形式名が201に飛び、前面は額縁スタイルのブラックフェイス、上部には二つの 前照灯が配されています。 ベンチレーターはこれまでのグローブ形から押し込み形に変更されたほか、台車は従来線特急形とほぼ 同一の上まくら空気バネ式を採用、運転台はマスコンハンドルが縦方向操作のものへ変更、内装は天井が
ラインフローファンとラインデリアを装備、座席裾には仕切り板が設置されたほか、座席のモケットは 7人掛座席に着席区分を示す単褐色が座席中央に配されました。
昭和57年から東海道・山陽緩行線向けに登場、昭和58年からは一部の103系を置き換えた他、 昭和60年に登場した車両は、側窓の開閉方式と形式番号標記が切抜き文字から書き文字に仕様変更 した『軽装車』が登場しましたが、軽装車のサハは関西でしか見ることが出来ません。 後にシートモケットの変更を始め、ベンチレーターの撤去、排障器の設置などの改造が施された201系は 平成15年から体質改善N30車の工事を開始、外観は103系の体質改善N40車と同じスタイルになり、 前照灯はガラスの内側に納められたほか、前面のガラス支持が接着式へと変更されました。
現在、東海道・山陽緩行線では後継車の321系に順次置き換えられており、体質改善車から順に 大阪環状線へ活躍の場を移しており、外装もスカイブルーからオレンジバーミリオンへ塗装変更が行われて います。 |
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