西日本旅客鉄道205系−走行音
向日町
長岡京
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西日本旅客鉄道205系−車両説明
先に登場した201系より更なるコストパフォーマンスの高い車両を目指して昭和60年に登場した車両です。

軽量ステンレス(ビート押し出し式)を本格的に採用した車体に通勤型車両としては初めて採用された
軽量ボルスタレス台車、制御装置は103系と同じ直流直巻電動機を使用した抵抗制御に、界磁制御領域を
MGからの電源を利用して添加励磁制御する方式が採用されました。
(界磁チョッパ制御のように複巻電動機は使用せず、従来の直巻電動機が使用できる模様です)
前面は201系と同じブラックフェイスながら前照灯は腰部に移されたほか、保安ブレーキ
(予備直通ブレーキ)の採用により手ブレーキの省略、前面窓のワイパーは電動式となり、窓のための骨や
支持構造が不要となることから側面の戸袋窓と妻面の妻窓が廃止されました。

山手線に続いて昭和61年から福知山線電化を控えた関西地区へ投入され、東海道山陽緩行用として
明石電車区に配属されました。
205系初の非ATC装備となったことで運転室背面の機器収納スペースに余裕が生じ、客室との仕切りは
50mm減少し、乗務員室寄りの扉から運転室仕切までの寸法が大きくなっています。
また、運転室仕切扉の脇に設置されていた放送用のマイクが移動したことから仕切窓が上下左右に拡大
されました。
この205系は7両編成となったことから、後の205系増備に欠番が生じています。
同車は後継車の321系の登場により一足早く東海道山陽緩行線から撤退し、全編成が阪和線で活躍の
場を移しています。
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