西日本旅客鉄道223系2000番台−走行音
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西日本旅客鉄道223系2000番台−車両説明
新快速の全列車を223系へ置き換える目的と、最高130km/h運転を行う目的で平成11年に登場した
車両です。

ベースは先に登場した223系1000番台が基本で、車体構造は骨組みで強度を持たせる従来の方式に
対し、外板にもある程度強度を持たせる『パネル工法』を採用、ビートプレスのない滑らか側面となりました。
運転室は別工程で作ったブロックを構体にボルトで接合する方法となり、機器配線もコネクタで接続され、
工期の短縮化や支線区転用による先頭化改造も容易に行えるようになっています。
側窓は扉間が5枚窓で内の2枚が1000番台の下降式から上段部が内側に倒れる方式に変更、
1000番台に存在した車端部の戸袋窓が廃されました。
また、窓ガラスは先頭部のガラスも含めて固定方式が接着式になり、濃いグレーを配した着色ガラスで
当初はカーテンを省略していましたが、平成13年にカーテンが取り付けられました。
車内設備関係ではバリアフリー対策が進められ、クハ222身障者対応のお手洗いが設置されたほか、
向かい側に車椅子スペース、床面高さも20mm下げられ、扉開閉チャイムは開く時にもチャイムが鳴る
ようになりました。 車外では転落防止幌も取り付けられています。
空調装置はT車も含めて集約分散型に、制御装置は1000番台に準じていながら補助機器の容量を
4両分にアップして基本編成に2組、付属編成に1組搭載され、補助電源と電気空気圧縮機を持たない
電動車はモハ222形として区分されました。
なお、3000番台に区分された電動車は1両/3個モーターとなっています。

平成15年製造の車両からはM車が全て1両/4個モーターとなった事で新形式の『クモハ223−2000』
『モハ223−2100』が登場、後者はモハ223の電気空気圧縮機未搭載に割り当てられる番台です。
ガラスもグレーからグリーンの着色ガラスに変更されたほか、途中製造の車両からスカートを強化形に
仕様変更、車内関係は貫通扉の下レールが無くなり、スロープを付けて段差を極力解消しています。
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