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JR西日本の次世代通勤形車両として登場した車両です。
車体は先頭前面部を除いて軽量ステンレス製で、前面は207系とは異なり濃紺となり、前照灯は通勤形 では初めてフォグランプを採用しました。 207系では車端部の窓が開閉可能でしたが、321系では方向幕部分を除く扉間の窓が開閉可能になって います。 この関係で207系の特色だった左右非対称の貫通路に大形の妻窓が設置されていましたが、これも 従来の車両と同じく貫通路が左右対称配置となり、妻窓は廃止となりました。 内装関係では今まで7人掛けだった扉間のロングシートが6人掛けと変更になったほか、優先座席付近の 妻側にはお年寄りが利用しやすいように手すりも設置されています。 また、つり革や網棚は従来の車両より低い位置に取り付けられています。 天井見附は整風板が従来の線路方向から枕木方向に変更されたほか、天井部分には1両/3ヶ所・ 計12面(一台あたり4面)の配信情報表示装置が取り付けられました。 制御装置は125系以来となる2レベルIGBT素子が本格的に採用、6M1Tですが『0.5M0.5T』構成と なったことから、実質はM車1両が0.5M相当となり、7両編成構成時のMT比が3M4Tとなります。
2005年12月から東海道・山陽緩行線(JR京都・神戸線)や福知山線(JR宝塚線)で運用を開始しており、 同線で活躍していた201系や205系を置き換える予定です。 |
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